2015年07月18日

パワーリップの行方〜vol.2

パワーリップ®をどの様に使用しているのか、
ご購入いただいたお客様から沢山の情報が寄せられました。

今回は、その中から3つの使用例をご紹介します。
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まず1つ目は、『ラジコンヨットの帆』。

パワーリップ®の主な用途はヨットの帆です。
なので、ヨットのミニサイズ版である、ラジコンヨットにもご使用戴いているようです。
お買い上げいただいたお客様からは、
「薄くて軽くて丈夫で、通気や耐水性もバッチリ!しかも扱いやすくて大満足です!!」
とのお声をいただいていますよ(^^♪

2つ目は、『病院でのご使用』。

実は、数名の病院関係者様からパワーリップ®についてお問い合わせをいただきました。

病院でセイルクロス用の生地・・・??何だか不思議に思いませんか!???
お問い合わせいただいた私たちも疑問に思って、どの様に使用しているのかをお尋ねしました。
すると、、、
「入院中の患者様の体位転換する時に使うシートとして重宝しています。」
というお答をいただきました。

看護師の方々のお仕事の1つに、定期的に患者様の体位を変える事があります。
ご自分では体を自由に動かすことのできない患者様の健康を守るための大切なお仕事だけれども、
看護師様にとって腰を痛める危険性もある負担が大きいお仕事です。
そこで、シートの上に患者様を乗せて移動や体位転換を行うと、
看護師様が無理な力を使わずに済み、身体的な負担が軽減されるのだそうです。
パワーリップ®は、薄い、軽い、丈夫と3拍子揃っており、さらに樹脂コーティングで表面が滑りやすくなっています。
なので、患者様を乗せて移動したり体位転換したりする際の補助具として使用しやすいようです。

パワーリップ®をご利用いただく事が、看護師様のご負担の軽減に役立っていると聞き嬉しい限りです!
この様に多くの方々にお役に立つようなご使用法でも、パワーリップ®が活躍にしてくれる事を期待しています。


そして最後は、『サバニ用としてのご使用』。

先日、立て続けに「サバニ」用としてのパワーリップ®のご注文をいただきました。

「サバニ」、、、実はお問い合わせをいただいて初めて知りました。。。申し訳ありません<(_ _)>
「サバニ」とは、沖縄で大分むかしに、主に漁船や島々を行き来する手段として使われていた帆漕だとか。
エンジンがなく、帆とエークと呼ばれる櫂だけの船の様です。

この「サバニ」が、2000年の沖縄サミットをきっかけに、帆漕レースとして復活したのです。
真っ青な海と空に挟まれた空間で、雄大に帆掛けサバニレースが毎年繰り広げられています。

ご興味のある方は、サバニ帆漕レース公式ホームページ「The SABANI Sailing Race」で、
是非是非、臨場感をご満喫ください!
→ The SABANI Sailing Race

お問い合わせくださったお客様から、パワーリップ®で制作したサバニ帆漕の写真を送っていただきました!!
sabani1.jpg sabani3.jpg sabani2.jpg

とぉーーーっってもCOOL!!! ですよねヽ(゚∀゚)ノ ♪

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まだまだ私たちの知らない、パワーリップ®の可能性をお客様から教えていただきました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!

これからもこのブログでいろいろなご使用法をご紹介いしていきたいと思います。
「こんな使い方してますよっ」という皆様のお声、大歓迎です!!
ご意見、ご感想お待ちしています。





posted by d-tex at 16:35| Comment(1) | 紹介

2015年06月18日

FAQ - パワーリップの取り扱いについて

今回は、パワーリップの取り扱いについてよくいただくご質問をご紹介します!
もしかしたら、同じように迷っている方もいらっしゃるのかも・・・???
そんな皆様にこのブログがお役に立てばうれしいですヽ(゚∀゚)ノ
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今回は、パワーリップ®の縫製について。

まずは、、、
『パワーリップ®に適している針と糸はどういうものなのでしょうか?』

縫い糸 → 通常のポリエステル糸で、太さは80〜100番手
縫い針 → 11番又は9番
薄手生地用がよいようですね。
150620sewingyarn.jpg
『縫製の方法でおススメは?』

ミシンでの縫うならジグザグ縫い。
また、補強する為の接着剤として強力な両面テープも有用な様です。

長年、パワーリップを含む当社のセールクロスでバッグを製作されているメーカー様では、
バッグを縫製する際、紐穴部等の部分的な補強をするために
パワーリップを二重にして両面テープで張り合わせているのだそうです。
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パワーリップ®はその性質柄、取扱いが一般的な生地とは異なります。
そこで、パワーリップ®の形状について、少しご説明します。

パワーリップ®はポリエステル素材で、染めた後に樹脂でコーティング仕上げされています。
ポリエステル染色の特徴は、染料が完全にポリエステルにくっついてはいない事です。
実は染色されたポリエステルは、染料の粒子がポリエステル糸の隙間に留まっている、という状態なのです。
さらに、その染料の粒子は、樹脂の中も移動していきます。
染料の粒子を通さないものでブロックしない限り、粒子は接触しているものへ移っていくのです。
つまり、パワーリップ®も長時間に渡りものと接触させておくと、「色移り」がおこります。

この為、お客様に肌へ直接触れる使い方などはお勧めしていません。
もし、そういった体に触れるものへのご使用をお考えの方は、
内側に一枚ライナーを付けるなどしてみてはいかがでしょうか?

お問い合わせやご注文をいただいた際には、
お買い求めいただいてからお客様がお困りにならないためにも
ご購入時にパワーリップ®の用途を確認させていただいております。
何か疑問に思う事がありましたら、お気軽にご連絡くださいませ☆



パワーリップ®はこれまで、主に日本国内の主要なヨットメーカー様へ販売してきました。
セールクロスの様な特殊な生地の扱いについてのノウハウを持つ、
もの創りの専門家がお客さまの大半だったのです。
なので、お問い合わせは在庫や納期の確認がほとんどでした。

しかし、D-TEXサイトを立ち上げて個人のお客様へも販売を始めると、
上記の様なこれまでとは少し違った質問をいただく様になりました。
これらの変化に伴って、当社でも長年のプロのお客様たちにも教わりながら、
お客さまのご要望にお応えできるように少しずつ勉強していく必要性を感じています。
そうして得た情報を、今後もこうやって皆様のご参考になるように
発信していきたいと思っております。


さて、今回のブログ、ご参考になりましたでしょうか?
これからも、皆様からのご質問やリクエストをお待ちしていますので、どんどんコメントをお願いします!

posted by d-tex at 17:15| Comment(1) | お問い合わせ

2015年05月30日

パワーリップ®の行方〜私たちのお客様たちは、様々な使い方をされています!〜

パワーリップ®はもともと、ヨットのスピネーカー用の生地として開発・製造されました。
その生地が、実はヨット以外にも色んな用途で使われているのです。

今回は、パワーリップ®がどの様に使われているか、
ご購入いただいたお客さまからをお聞きした使用例を紹介します!


最も良く聞く使い道は、『フリーフライト機』のウィング部です。
150530Free_f.jpg
『フリーフライト機』とは、無線などによって外部からコントロールされずに自由飛行する模型飛行機の事です。
そのウィング部は、骨格と翼となる生地で作られます。
このフリーフライト、実は競技として世界レベルの大会が開催されているのです!

フリーフライト競技の順位は、飛行時間の長さで決定します。
その為、機体は出来る限り長く飛行する様に設計され組み立てられるますが、
飛行時間を延ばす為の大きな要素の1つが機体の軽さとなります。

市販されている通常のリップストップ織物の多くが40g/m²またはそれ以上であるのに対し、
パワーリップ®「T6016」は33g/m²、「T7017」は39g/m²と軽量です。

さらに、パワーリップ®がポリエステル繊維で出来ている事も、
フリーフライト機のウィング部として好まれる要因の1つです。
ポリエステルは紫外線(日光)に強いので色褪せしにくく、水に濡れても伸縮したり形が変形したりしにくいので、
アウトドアスポーツ生地として活躍するのです。
市場の多くのリップストップはナイロン繊維で、こういった特性は持ち合わせていないのです。

さてその他に、パワーリップ®『スポーツカイト』にもよく使用されています。
150530kites.jpg
『スポーツカイト』とは、2本(または4本)の糸(ライン)を使って操縦することができる凧(カイト)を用いた、
海外でも盛んに行われているスカイスポーツの事です。
競技会では、一人またはグループで音楽に合わせてカイトを操作し採点によって順位が決まります。
その競技で披露される空の「ダンス」は、まるでカイトのフィギュアスケートの様なのですよ!

スポーツカイトでも、フリーフライト機と同様に
パワーリップ®の軽さや丈夫さといった特性が活かされます。

使用方法をされる多くのお客様より、カラーバリエーションに関するご要望をたくさんいただいてきました。
フリーフライトでは、遠くまで飛行させるので、目立つ色が付けられている事が望まれるのですね。
いただきましたお客さまの声にお応えできる様、
カラーバリエーションを増やし、少量からでもご購入いただける様にストックしています。
パワーリップ®「T6016」では、蛍光色も3色取り揃えました!
T6016 10mロール
T6016color.png
T7017 10mロール
T7017color.png





その他の面白い使われ方が、『工事現場用のバルーンライト』です。
150530bloomlight.jpg
長くお取引のある企業様が製造していらっしゃいます。
パワーリップ®はとても薄いので光を沢山通しますが、同時に非常に丈夫なのです。

本来、ポリエステルは熱に溶けるので、ライトのシェードとしてのご使用はお勧めしていません。
しかし、この工事現場用バルーンライトは、バルーン内に常に空気が送り込まれ膨らんでいる状態にあるので、
電球との接触リスクはほとんど無く、安全に使用できます。

近年のLEDライトの普及により、パワーリップ®も電気関連の素材として使用可能になりました。

LEDライトの技術革新と共に、パワーリップ®の可能性もさらに広がります。
これからは、アート素材としての世界デビューも期待します!


posted by d-tex at 13:32| Comment(0) | 紹介